三条通りにある古いお店、國島器械株式会社。私はこの店構えとそこにある商品が好きだ。
何か夢を感じるからだ。
ずいぶん前にキッチン用にワイパーを購入した。もう全部使ってしまったのだが、商品と一緒に入っていたこの紙を捨てられずに残している。手作り感あるこの紙。筆ペンで書いたオリジナルな文章で素朴であるがゆえに思わず制作している風景を想像してしまう。あの年配の店主とおぼしき人が作ったのだろうか…。
会社のテーマは
「科学と芸術とを一体化するお店づくりを目指しています」
科学と芸術が好きな私には心くすぐられるテーマだ。
理数系と体育会系が結びつくと戦争になり、
理数系と藝術が結びつくといいものが産まれる
というようなことを美輪明宏氏が言っていたが、
一理ある。
会社のキャッチコピーは「夢見る科学」だ。
そのとおり、小さい店構えゆえにか夢のある雰囲気だ。
木造の引き戸や窓が暖かみを感じさせるのかもしれない。
人にデザインやイラストで日常に少しでも何かを感じてもらえるような、
そういうものを私も作っていきたい。
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